前回のウルシルクスクリーンの作品第一弾として、「Crew Neck Urushi Sweat」をリリースしたときは、ありがたいことに用意したスウェットは即完売。
名古屋のイベントでも、大反響をいただきました。
今回のコンセプトは、「群れ」
みなさんの間でGNUを通じて漆の魅力にハマった人の集まりを、いつの間にか
「ヌーの群れ」と表現していただけるようになっていました。
アフリカに生息するヌーは、数万頭の群れになって大移動をする動物です。
ブランド名をつける時に想いを込めた
「漆ファンが仲間と一緒に"漆文化を広める"」というコンセプト通りの表現で、しっくりきています。
ヌースケの下に入れた文字
"FAST ALONE , FAR TOGETHER"
これはアフリカのことわざで
「早く行きたければ1人でいけ。
遠くに行きたければみんなでいけ。」
という意味。
群れとなって、漆文化を広めるという想いや
家族や仲間と一緒に、高みを目指して生きていこうという意味にもとれる、大好きな言葉です。
漆をキャンプギアや、布にスクリーンする「ウルシルクスクリーン」の解説や、始まった経緯などは、スウェットを作る時にお話ししたので、今回は省略するとして。
今回のMure-Teeeeの見所は、"朱漆"
漆といえば、"漆黒"という言葉があるように、黒というイメージが強いと思います。
でも、本来の漆の色は、GNUのギアを見ても分かるように、茶褐色。
そこに、鉄分を足したり、ベンガラを入れたりすることで、漆に色を加えます。
特に朱漆は、仏壇や社寺仏閣などのあらゆるところに昔から使用されている、伝統的な漆の色です。
この鮮やかな漆独特の"赤"が大好きで、
いつかどこかに。と思っていました。
ヌースケプロダクトはアメカジがコンセプトなので、黒生地に朱がよく映えます。
今回の「Mure-Teeee」のプリント方法は、イベントなどで行なっているウルシルクスクリーンのように、漆のみでシルクスクリーンしているわけではなく、
漆を特殊な技術で発砲させて衣類に定着させています。
なので、見てもらうとわかりますが、漆が立体的に浮きでています。
施工は専門業者さんと共に行なっているので、漆かぶれなどの心配はありません。
洗濯は、通常通り洗濯機を回してください。
ただ、アイロンや乾燥機は避けるようにしてください。
そして、スウェットをつくったのときに、思わぬ産物がありました。
洗濯をすればするほど、ヌースケの表面が徐々にシワができ革を思わせるようなエイジングが...⁉︎
写真は30回選択したものになります。
経年劣化する作品ではなく、
使えば使うほど味が増すのが、漆ギアと同じ。
いつかは、ビンテージな古着として後世に残っていくと嬉しいですね。
Tシャツの生地は、ヘビーウェイト一択でした。
個人的に好きなこともありますが、
Tシャツと言えど、末長く愛用いただけるようにしたかったので、9.1オンスの極厚生地を採用。
アパレルは特に
数を作れば作るほど、コストが安くなります。
すると、必要以上に数を作るようになります。
余った服はゴミになりますよね。
安い服は破れたり飽きたらすぐに捨てる。
今日本でアパレルは、環境汚染産業となって、問題となっています。
モノが溢れる時代に生まれた僕たちは何を考えるべきか。
決して一般的なTシャツと比べると安くはありませんが、
気に入ったモノを永く愛用し、
「日本人のモノを大切にする心」の想いを込めて。
Mure-Teeee
リリースします。
今回も、京都の刺繍やアパレル加工の老舗エミュラクサイさんと、
滋賀県米原のセレクトショップ イズントイットデザインさんにご協力していただいています。
@isntitdesign ←近くに行かれた際は絶対のぞいてみてください。芸能人もよく来る、こだわりモノ揃いのショップ。ネット通販も行なっておられないところも、そそられます。
@kyoto.atypique←浅田さんとは、一緒にプロダクトなりイベント企画なり、今後も携わっていきたいと思わせられる、本当に魅力的なお方。
いつもありがとうございます。
サイズ感について
184cm75kg XL着用
166cm00kg L着用