塗物語
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2年ぶりに開催された『OUTING CAMP2022』イベント__
毎年、高島市のマキノ高原キャンプ場を全面的に貸切って行われているイベント『OUTING CAMP』。
キャンパーの方々から人気を集めていますが、ここ数年はコロナ禍ということもあり中止されていました。
しかし、2022年の4月、約2年ぶりに開催されることが決まり、GNUは主催者の「OUTING」さんに声がけをいただいたのだそう。
当日は多くの出店者さんが集まり、イスやナイフなどのお手製キャンプ道具の販売やスープやクッキーの販売など、アウトドアキャンプがより楽しくなるようなお店がたくさん並ぶ、素敵なイベントとなっていました。
『OUTING CAMP2022』の出店者として参加したGNUは、お箸に漆を塗るワークショップとオリジナルグッズの物販を2日間開催。
過去に何度かワークショップを行ってきていましたが、イベント出店は初めて。
できるだけ多くの方に漆の魅力についてを知ってもらおうと、いつも以上に気合を入れて当日に挑みました。
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総勢50人以上の参加者が体験した『漆箸urushi-bashi』のワークショップ__
ワークショップの開催初日は、あいにくの大雨。
事前に『OUTING CAMP2022』の参加チケットは完売済みだったので、人が少ないという点は懸念されていませんでしたが、想像を遥かに超える方々がGNUの元へ足を運びました。
ワークショップと物販を目当てに訪れた方々がオープン前から列を作り、夕方4時半ごろまで途絶えることなく並ばれたのだそう。
ワークショップでは約50人の方が『漆箸』の漆塗りを体験しました。
通常の食事時に限らずアウトドア用としても使えるようにと半分に折りたためるお箸を考案。
漆の魅力を聞いてもらったうえで1人20~30分ほどで体験、その場で持ち帰りができるように準備をしました。
しかし、2日間あるからと余裕を持って多めに用意をしていたにも関わらず、まさかの初日でほぼ全て売り切れに。
中川さんは「今までにない人数を受け入れたワークショップが終わった後は、達成感と感謝の気持ちでいっぱいだった」と喜んでおられました。
また、キャンプに関するイベントだったので家族で体験される方が多く、小中学生くらいの子も参加しておられたそうです。
わざわざ関東地方から来てワークショップに参加された方、過去のイベントも含め2度3度と参加してくださっている方もいました。
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GNU・中川さんの最高のパートナー、夫婦での二人三脚__
『OUTING CAMP2022』の出店者として参加したGNUの店頭には、中川さんの奥さまの姿もありました。
ワークショップを盛り上げるべく奮闘する中川さんと、ナイフやまな板などの物販対応をしてくださっていた奥さま。
出店者側の人に対しても来られていた方に対しても、愛嬌あふれる笑顔で接しておられました。
店頭では、奥さまの作り出したアットホームな空気であふれていたと言います。
また、イベントの2日間が無事に終了した後、奥さまは中川さんに「お客さんもまわりのみんなも、ぜんぶいい人で楽しかった。また来たいなあ」とこぼされたそう。
一番近くでGNUを見て支えてこられたからこそ発せられたその言葉は、中川さんにとって何よりも嬉しかったそうです。
今後もきっと、夫婦二人三脚で仲睦まじくワークショップやイベントに参加してくださることでしょう。
ぜひ、参加された際は奥さまのまぶしい笑顔とあたたかさにも触れてみてくださいね。
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web writer 大野 千春