GNUKUSA KIT
やっとやっと、世に出します。
このキットをいつか世に出す!と、はじめて投稿したのは、もうかれこれ1年半以上前。
怒涛の数年で気付けば今になってしまいました。
「漆文化を広める」
ヌーの屋号を持つ前から始めた活動のひとつに「漆塗りククサワークショップ」があります。
始まりはもう3年以上前。家のガレージの端で数人からスタートしました。
今では本当にたくさんの人がこのワークショップを体験しに来てくれるようになりました。
参加してくれた人たちは口を揃えて言ってくれます
「一生モノができました。大切にします。」
みなさんにとって「一生モノ」とはどんなものでしょう?
落としても壊れにくくて一生使える、とにかく頑丈で、長持ちするモノ?
僕は少し違うような気がします。
ワークショップでみなさんが作るククサは、一般的なククサよりどこか少し不格好で。
なんなら、いろんなところがキズまるけ。
でも、どんなカップより心からいいと思えます。
いったい何がそう思わせるのか。
以前ワークショップに参加された方の中に、自分がカップを削る姿を撮影している人がいました。
半年後の奥さんの誕生日にこの動画と一緒にプレゼントするそう。感謝の想いをククサに込めて。後日奥さん、大変喜ばれたそうです。
まだ小さい息子さんの前で、ククサを削るお父さんもいます。
お子さんが遊ぶ姿を遠目で見ながら、優しそうな顔で削ってました。
このククサと一緒に、元気に成長してほしいと想いを込めたそうです。
今回のキットの表紙になっているのが、木越さんカップル。一番最初に開催したワークショップに参加してくれたお二人です。
当時、作ったククサを二人でプレゼントし合ったそうです。本当に喜んでくれました。
それから数年、この間わざわざ結婚のご報告に来て下さいました。
あのククサのおかげですねー。なんて話したり。心からお祝い申し上げます。
GNUのワークショップには、一人一人のククサに物語があります。
そんな一つ一つの想いに魅せられて、このワークショップを続けてきました。
僕の想う一生モノとは、
「その人にとって何ものにも変えられない想いのつまった一生大切にしたいと思うモノ」
漆で伝える想い。
本当の意味での「一生モノ」を作って下さい
"ヌクサキット"
お待たせしました。